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歯科コラム

治療後にくる痛みの原因とは

歯の治療後に痛みが出ると、不安になってしまう方も多いと思いますが、その痛みにはさまざまな理由があります。一般的な痛みの原因と対処法を解説します。

歯の治療後にくる痛みの原因とは

◎神経が過敏になっている場合

 

歯の治療では、虫歯を削ったり、麻酔をしたり、詰め物や被せ物をしたりすることで、歯の神経が刺激されます。その影響で、治療後は神経が過敏になっていたり、炎症を起こしたりしていて、冷たいものや温かいもの、甘いものなどにしみたり、鈍い痛みを感じたりすることがあります。

 

・対処法

このタイプの痛みは、多くの場合3日ほどで自然に治まります。しかし、神経の回復度合いや個人差によっては、数ヶ月かかることもあります。その間は、刺激物を避けて様子を見ましょう。もし痛みが強くて耐えられない場合は、市販の鎮痛剤を服用するか、歯医者に相談しましょう。

 

◎被せ物や詰め物が合っていない場合

 

虫歯の治療で被せ物や詰め物をした場合、それらが周囲の歯より高くなってしまったり、金属製であれば温度変化による収縮や膨張でずれたりすることがあります。その結果、噛んだ時に圧迫感やしみる感じを伴う痛みが生じます。

 

・対処法

このタイプの痛みは、歯が慣れてくるとともに徐々に治まっていきます。一般的には、被せ物や詰め物をした後1ヶ月ほどで症状が落ち着きます。しかし、数ヶ月経っても痛みが続く場合は、被せ物や詰め物の高さや形が不適切である可能性があります。その場合は、歯医者で調整してもらいましょう。

 

◎神経を抜いた後に残った細菌や組織が炎症を起こしている場合

 

虫歯が進行して神経まで達してしまった場合、神経を抜いて根管治療を行います。根管治療では、歯の根の中にある神経や細菌を取り除いて消毒し、薬剤を詰めて歯を封鎖します。しかし、根管治療は非常に難しい治療であり、神経や細菌が完全に取り除けなかったり、治療の刺激で周囲の組織が炎症を起こしたりすることがあります。その結果、治療後に激しい痛みや腫れが出ることがあります。

 

・対処法

このタイプの痛みは、根管治療をやり直す必要があります。根管治療は通常何回かに分けて行われるので、次回の予約までに痛みが出た場合は、歯医者に連絡して早めに診てもらいましょう。また、市販の鎮痛剤や冷却シートなどで一時的に痛みを和らげることもできます。

 

歯の治療後にくる痛みは、さまざまな原因が考えられます。そのため、自分の痛みのタイプや原因を把握し、適切な対処法を行うことが大切です。痛みがある場合我慢せず歯医者で相談してくださいね。大宮の当院では少しでもお痛みが少なくなるよう丁寧な治療を心がけております。治療後にお痛みがある際はすぐにご連絡ください。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3か月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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