大宮の歯科・歯科医院、歯医者なら
今回は、歯医者で行われる「印象」という処置について、詳しく解説していきたいと思います。印象とは、どんな目的で、どんな材料で行われるのでしょうか?歯医者に行く前に知っておくと、安心して治療を受けられるかもしれません。
印象とは、歯型を取ることです。歯型は虫歯などで歯を失った際の治療、入れ歯やブリッジなどの補綴物を作るために必要なものです。補綴物は、患者さんの口腔内にぴったりと合わせて作られますが、そのためには、口腔内の形や大きさを正確に記録する必要があります。その記録の方法が印象です。
印象を取るときには、流動性のある材料をトレーに盛りつけて、口腔内に挿入します。その材料が固まるまで待ってから、トレーを外します。すると、トレーには口腔内の逆転模写が残ります。
・補綴物の製作
入れ歯やブリッジなどの補綴物を作るためには、患者さんの歯や歯ぐきの形を正確に知る必要があります。そのために印象を取ります。印象体をもとにして、歯科技工士が補綴物を作ります。
・診断
口腔内の状態を詳しく調べるためにも印象を取ります。例えば、咬合機能や顎関節障害を分析するためには、上下の歯型を取ってかみ合わせを調べます。
・研究
歯科学や口腔生理学などの研究では、口腔内の形態や変化を測定するために印象を取ります。例えば、歯列や顎骨の発育や老化などを追跡するためには、定期的に印象を取って比較します。
・アルジネート
水と混ぜて練ると、やわらかいペースト状になります。口腔内に入れると、約2分で固まります。使いやすい印象材ですが、水分の蒸発や収縮によって歪みやすいので、早めに石膏を注ぐ必要があります。歯科では多用される印象剤です。
・シリコン
合成樹脂から作られた印象材で、液体と粉末またはペーストとペーストを混ぜて練ると、ゴム状になります。口腔内に入れると、約5分で固まります。高価で扱いにくい印象材ですが、精度が高くて安定しているので、連合印象やインプラントなどの印象によく使われます。
・寒天
海藻から作られた印象材で、水分を含んだ粉末状のものです。水と混ぜて加熱すると、溶けて液体状になります。口腔内に入れると、約1分で固まります。安価で精度が高い印象材です。
印象は歯科治療において患者さんの口腔内を正確に記録するための大切な処置です。大宮の当院でも歯科治療に際して適宜、印象採得を行います。印象採得は材料を口の中に入れるため不快であると感じる方もいらっしゃいます。患者さん一人一人に合う形で対応させていただきますので、ご不安な方もお気軽にご相談ください。
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