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コアとは虫歯などで歯の根まで削り取った場合に、被せ物(クラウン)をするための土台のことです。 歯の土台にはいくつか種類がありますが、今回は「メタルコア」と「ファイバーコア」の違いについて詳しく説明します。 これらのコアはどのような特徴を持ち、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? また、どちらを選ぶべきかという判断基準は何でしょうか? それでは見ていきましょう。
メタルコアとは、金属(銀合金)で作られたコアのことです。
◎メタルコアの特徴
・昔から使われている素材で、保険適用となるため費用負担が少なく治療が可能
・金属は強度に優れているため、しっかりと噛む奥歯にも適している
◎メタルコアのデメリット
・金属はとても硬いので毎日噛み続けて使うことによって歯根が破折するリスクがある
・被せ物をした際に金属色が透けて見えたり、長期間口腔内にあることによって金属成分が溶出して歯ぐきが黒ずんでしまったりする可能性がある
・金属アレルギーを持つ方には適さない
ファイバーコアとは、グラスファイバーとレジンを素材として作られたコアで、2003年に認可された比較的新しい素材です。 グラスファイバーとは人体に安全な人工繊維で、それを束ねた隙間にレジンを含ませてコアを作成します。
◎ファイバーコアの特徴
・グラスファイバーには柔軟性があり、ものを噛むときに歯根に加わるような強く力も分散してくれるため歯根破折するリスクが低い
・透過性がありオールセラミッククラウンなどの被せ物をしてもコアが透けて見えることがなく美しい仕上がりで特に見た目の美しさが重要な前歯や光の透過性の高いセラミッククラウンを使用する際におすすめ
・金属を使用していないため金属アレルギーの方も適応可能
◎ファイバーコアのデメリット
・歯根がほとんど残っていない場合や歯根管が細すぎる場合は使用できないことがある
・基本的に保険適応外のためメタルコアよりも費用が高額になる (一部条件を満たした場合保険治療もある)
メタルコアとファイバーコアは、それぞれにメリットとデメリットがあります。 どちらを選ぶかは、歯の状態や治療目的、費用などによって異なります。大宮の当院ではどちらのコアも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。歯は一度削ってしまうとまた戻ってくるものではありません。できるだけ自分の歯の歯質を多く残すことが、歯の寿命を延ばすためには重要です。
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