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歯周病の治療には、大きく分けて、歯周基本治療、歯周外科治療、歯周病安定期治療(SPT)、メンテナンスの4つのステップがあります。このうち、歯周病安定期治療(SPT)とメンテナンスは、歯周病の再発を防ぐために重要な役割を果たします。しかし、SPTとメンテナンスは、どう違うのでしょうか?今回は、SPTとメンテナンスの違いについてお話していきます。
SPTとは、Supportive Periodontal Therapyの略で、歯周病安定期治療と訳されます。SPTは、歯周基本治療や歯周外科治療などで一通りの歯周病治療が終わった後に行われる治療です。SPTの対象は、歯周ポケットが4mm以上残っているものの、病状が安定している歯周組織です。SPTの目的は、歯周病の再発や進行を防ぎ、安定した歯周組織を維持することです。
◎SPTの内容
・歯周病の診査と診断(レントゲン撮影、歯周ポケットの測定、出血の有無など)
・歯垢や歯石の除去(超音波スケーラーなどを用いた歯茎より上の部分と歯茎より下の部分の両方)
・歯の表面の清掃(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング、PMTCと呼ばれる歯の表面をツルツルにする処置)
・口腔衛生指導(歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどの正しい使い方や頻度など)
・咬合調整(必要に応じて、歯の高さや形を調整することで、歯にかかる負担を減らす)
SPTは、保険診療で行うことができますが、一定の条件を満たした歯科医院でなければなりません。また、SPTの頻度は、歯科医師の判断によりますが、一般的には1ヶ月から3ヶ月に1回程度となります。
メンテナンスとは、歯周病治療によって治癒した歯周組織を長期的に維持するための健康管理です。メンテナンスの対象は、歯周ポケットが3mm以下になり、病状が治癒した歯周組織です。メンテナンスの目的は、歯周病の再発を防ぎ、健康な歯周組織を保つことです。
◎メンテナンスの内容
・歯周病の診査と診断(レントゲン撮影、歯周ポケットの測定、出血の有無など)
・歯垢や歯石の除去(超音波スケーラーなどを用いた歯茎より上の部分のみ)
・歯の表面の清掃(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング、PMTCと呼ばれる歯の表面をツルツルにする処置)
・口腔衛生指導(歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどの正しい使い方や頻度など)
・フッ素塗布(必要に応じて、歯の表面にフッ素を塗布することで、虫歯や歯周病の予防効果を高める)
メンテナンスは、保険診療と自費診療の両方で行うことができますが、自費診療の場合は、より高度な清掃や予防が可能です。また、メンテナンスの頻度は、歯科医師の判断によりますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月に1回程度となります。
歯周病は、一度かかると完全に治すことは難しく、再発しやすい病気です。そのため、歯周病の治療だけではなく、SPTやメンテナンスを定期的に受けることが、歯周病の再発を防ぎ、健康な歯周組織を保つためには必要です。大宮の当院では歯周病の治療だけではなく、継続的なSPTやメンテナンスにも力を入れております。歯周病でお悩みの方は安心してご相談ください。
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